OCHACCO

【社名】
OCHACCO(おちゃっこ)

【事業内容】
・日本茶フレーバーティーの製造販売
・日本茶関連のオリジナル企画
・ウェディングパーティーやレセプションへの出張ケータリング
・出張ワークショップ・イベント等

【代表者名】
代表 内海 康生

【事業PR】
宮城県気仙沼市生まれ。
フレーバーティーの本場であるフランス最高峰の紅茶専門店での豊富なお茶の知識と経験を基に、誰もが目を惹く独創的なお茶を開発する内海康生(弟)と、イベント企画や CM 制作などプロモーションに携わり人を巻き込みアイディアをカタチにする推進力をもつ内海裕里江(姉) の 2 人が立ち上げた日本茶ブランド。夢は「東北発のお茶っこ飲みの豊かな時間を日本中、世界中に広げていくこと」

<interviewee>内海裕里江さん

-事業内容とその強みを教えてください。
「日本茶フレーバーティーの専門店です。東北の厳選素材を茶葉にブレンドし、生産者さんの想いやストーリーをともに乗せた商品づくりが強みだと思っています。」

―創業はいつからですか?
「去年(2017 年)5 月 1 日創業で、もう少しで 1 年です。その日は、立春から数えて 88 夜と呼ばれ、農業の世界では縁起のいい特別な日。新茶が摘まれる日でもあるんです。」

―創業のきっかけは?
「東京から仙台に戻って働きながら少しずつ準備はしていました。震災をきっかけに、自分がどういう形で地元に貢献できるかを考えていた中で、ある日家族で話した時に弟も独立を考えているという話があり、自分の企画プロデュースの強みと合致させて、一緒に始めることになりました。何で弟と?ってよく聞かれるんですけど、お互い地元への想いがシンクロしたタイミングです。誤解が生じるかもしれませんが極端な話、私は商材は何でも良くて笑。たまたま弟がお茶のスペシャリストだったから。お茶を通じて豊かなライフスタイルを提案していく、ということを自分の役割として大切にしています。」

―事業を通して実現したい夢や目標は何ですか。
「お茶って飲むとほっとするじゃないですか。東北の文化のお茶っこのみ。私自身おばあちゃん子で、お茶をみんなで飲みながらワイワイ楽しんでいる時間が豊かだな、自分もおばあちゃんになったら、こういう時間を過ごしたいなと思ってました。東京で働いていた時は、時間がすり減るように早くて。そんな中でも、誰かとほっと一息つく時間を、若い世代にも繋げていきたいと思ってます。また、東北発のお茶っこのみの文化を日本中、世界中に発信していきたいです。お茶っこという東北の独特の方言や文化が広がっていくこと。今は東北の人しか馴染みない言葉だけど、外国人の方が「おちゃっこ!」とかって言って、広がっていったら楽しいですよね。」

―決断や判断の軸にしているものは?
「創業プログラムの際に、たたき込まれました。何故それをやりたいのか。誰に届けたいのか。それがないと、やることも環境も日々変わっていく中で、どんどんぶれてしまう。」
「でも、まだ弱いなって思ってます笑。事業であるからには利益も生まなきゃいけないし、そっちに目が行きがちになったり、日々の仕事が作業になりそうな時もあるけど、この仕事がみんなを笑顔に出来ているのか、自分たちがどうありたいのかに、立ち返りながら進んでいます。」

-現時点で苦心していること、解決手段を模索している問題は何かありますか?
「1 年目はただがむしゃらに、日々いっぱいいっぱいで走ってきました。2 年目は、日々に追われ過ぎず計画的に動きたい。基本は二人なので、人手の面で大変なこともあります。今まではお茶だけを販売していたけど、これからはコラボギフトなど対企業とも組んでいきたいです。お茶を通じた豊かなライフスタイルをという点で、様々な組み方があるかなと思ってます。」
「日々何かを選択しなければならない環境で、毎日困っていることがある笑。だから。そういう部分で、INTILAQで気軽に相談できる環境はありがたいです。自分もまだ素人だし、コワーキング会員など同じ思いを抱えている人たちと話せる環境は、一人で黙々とやるよりいいですよね。」

-INTILAQ を選んだ理由は?
「以前、別の創業プログラムに参加した際の、メンターが竹川さん(INTILAQ エグゼクティブディレクター)で、その繋がりがきっかけです。受講の際に初めて訪れ、東北から世界へというコンセプトにもすごく共感したし、そういう人材や会社に自分たちもなっていきたい、スタートの場所はここにしたい、と思いました。」

-実際に INTILAQ を利用してみての感想をおしえてください。
「環境がすごくいいです。イベントも勉強になるものが多く、メンターのサポート体制も充実していて、気持ち良く仕事させてもらっています。」

―起業を考えている人へのメッセージを頂けないでしょうか。
「苦しいこともあるけど、すごく楽しいです。自分がやりたくてやったことだから、それが少しでも形になっていくことが嬉しい。その分悩みも多いし、一日中仕事モードになってしまうこともあるけど、会社員の時には味わえない喜びや、人との繋がりもリアルに跳ね返ってくる、格別の喜びがあります。」

―最後に
「多分あの日(3.11)が無かったらスタートしなかった。大切な人たちを失い、悲しむ姿を見る中で、失敗してもいいから今を一生懸命生きなきゃと、改めて震災が自分に大事なものや、原点に立ち返らせてくれた。」という内海さん。

震災1か月後に帰った時に、実家の祖母が、
「家が流されたことより、近所のおばあちゃんたちとお茶っこ飲みが出来なくなったことが悲しい」と涙を流す姿を見たときに、やっぱりコミュニティこそ大切なんだ、と実感したそう。
「今は様々なコミュニケーションのツールがあるけど、大切な人と目を見て話す時間は絶対あるべき。東京から帰ってくると、こっちの時間はゆっくり豊かに感じます。ペットボトルではく、お茶を自分や誰かのために淹れる時間を楽しんだり、こういう時代だからこそ、人の温度が感じられる時間や生き方が大事だと思うし、そういった豊かな文化を、ここ東北から伝えていきたいです。」

とても落ち着いてお話下さる中にも、ビジョナリーかつ、原体験からの想いに真っ直ぐに、強い軸を持って進んでいる内海さん。創業 1 周年を迎え、女川町駅前の商業施設「シーパルピア女川」に OCHACCO 1  号店を構えることが決まり、仲間も増え、更なる展開へと進んでいます。

「あなたのスタイルで、日本茶はもっと自由に。」

内海さん姉弟のブランド OCHACCO のサイトはこちらです。
http://ochacco.jp

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