ソーシャルイノベーションとは、「よりよい社会のために、新しい仕組みを生み出し、変化を引き起こす、そのアイデアと実践」(日本財団)などと定義され、環境、教育、地域、医療、安全など社会課題の解決に向けた様々な取り組みを指します。近年、日本でもソーシャルイノベーション実践者とも言える「社会起業家」に対する注目が集まっており、仙台市も震災後の社会起業家・女性起業家の増加を背景に、「女性活躍・社会起業のための改革拠点」として国家戦略特区指定を受け、様々なサポートを提供しています。同時に、民間レベルでも社会起業家支援に向けた様々なサポートやファイナンスの仕組みが提供されてきており、東北で新たなチャレンジを行う「おこす人」にとって、何かを始める、成長させていくために絶好のタイミングであるとも思われます。
本イベントでは、そんなソーシャルイノベーション推進に向けて、仙台市よりその取り組みのご紹介をいただいた後、日本財団が新たに立ち上げた一般財団法人社会的投資推進財団より、同財団での取り組みや日本、世界のトレンドの紹介、さらに近年注目を集めるソーシャルインパクト投資の事例について、お話をいただきます。その後のパネルディスカッションでは、特にファイナンスの部分に焦点をあて、KIBOWインパクト投資の取り組みや実績についてご紹介をいただくほか、INTILAQ東北イノベーションセンターが一般社団法人C4をパートナーに、東北の社会起業家をファイナンス面で応援すべく検討中の『四方良し債券』についても初めてご紹介させて頂く予定です。