ハウスレクチャーシリーズはINTILAQが東北イノベーションセンターの開設前から、仙台と東京で開催してきたトークイベントです。3月末に開催されたVol.5を皮切りに、今後はセンターにて月に一回を目標に定期開催していく予定です。世界で活躍している起業家や起業支援をしている方をお招きして、参加者の皆さまと対話を大切にすすめて参りますので、ぜひ遊びにいらしてください。
3月のゲストは、米国シリコンバレーで女性起業家のアクセラレータープログラムを実施しているWomen’s Startup Lab代表の堀江愛利(ほりえあり)氏と、東北地方全域で起業支援を行っている一般社団法人MAKOTO代表の竹井智弘(たけいともひろ)氏。モデレーターはワールド・ビジネス・サテライトをはじめ数々の経済番組を担当なさってきた元アナウンサーの槇 徳子(まきのりこ)氏です。
堀江氏からは基調講演として、広島出身で高校生のときに留学したことがきっかけとなり、「このまま日本にいても成長しない」と感じてチャレンジしようと、大学から本格的にアメリカに渡ったお話や、シリコンバレーの「流儀」についてプレゼンテーションをいただきました。たとえば日本では商品を完璧な状態にしてから市場に出そうとしますが、シリコンバレーではアイディアがあったらまずβ版として商品化して、それをお客さんに見せて、お客さんを巻き込みながら一緒につくるという日米の考え方の違い。また、シリコンバレーにただ行ったところで得られるものは少なく、現地のエコシステムに入り込んでいる支援者たちを活用したり、5分間で自分の必要としていることを伝えるコミュニケーションなどのコツがあることも教えていただきました。
やはりシリコンバレーで過ごし、ベンチャーキャピタルの経験もある竹井氏からは、東北地方の起業家の支援内容や、大きく活躍している起業家たちの様子をご紹介いただき、お二人のクロストークでは成功する起業家のタイプや、資金集めをするときの考え方、東北とシリコンバレーの比較などについて議論されました。途中から会場の皆さまに質問を呼びかけたところ、次々に手があがり、大学生から起業準備中の方、仲間と起業してコミュニケーション方法に悩む方などから、たくさんの質問が飛び交いました。
トークイベント後の交流会では、ソフトドリンク片手に熱く語り合う参加者の方々の様子が印象的でした。皆さまからは「遠い異国の地に感じられるシリコンバレーを現実味をもって感じられるようになった」、「自分も視野を広くして大きく広がるビジネスを考えてみたい」、といった声も聞かれました。ゲストの皆さま、お越し頂いた参加者の皆さま、どうもありがとうございました。
今回の内容は起業マインドを高めたい方や、始めたビジネスを次のステージに持って行きたい方に最適です。よかったら当日のダイジェスト動画もご覧ください。最後の方の堀江氏のコメント「起業を考えるときに自分に問いかけるべき二つの質問」は必見です。お楽しみに!
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